パンプスのサイズ選びの際に注意するべきポイントを図表を用いて分かりやすく説明。
サイズの合わないパンプスを履いていると姿勢が悪くなったり、疲労、ひざ痛などの原因になります。
この機会にパンプスのサイズ選び方について正しい方法を理解しましょう。
パンプスの正しいサイズ選びの必要性
オシャレなパンプスに一目ぼれして買ってみたものの、家に帰ってから履いてみると、ちゃんとお店で試し履きした筈なのに、サイズきつかったり緩すぎたり、微妙にサイズが合わず、しっくりこないというよな経験はございませんか?
オシャレを優先してサイズが合わないパンプスを無理して履いていると、*外反母趾や*ハンマー・トゥーと呼ばれる足の障害を引き起こす可能性が高くなります。
そればかりか、全体の姿勢が崩れ、歩行が不安定となり、ヒザや腰などの慢性的な障害を引き起こす可能性もあるのです。
オシャレを優先するあまり、サイズ合わせやフィッティングをおろそかにして健康を害することのないようにしっかりと自分に合った正しいサイズのパンプスを選ぶ必要性があります。
正しいサイズを選ぶには必ず試し履きをしよう!
靴のメーカーやパンプスの形状によっては同じサイズ表記でも実寸のサイズは、まちまちです。ですからパンプス選びの際には実際に試し履きをしてフィット感を確かめる必要があります。試し履きでは以下の点に注意して下さい。
1.必ず両足で履いてみる
しばしば、片側の靴だけでサイズ合わせをしている人を見かけますが、人間の足のサイズは左右で違いがあります。
必ず左右のフィット感を確かめるようにしましょう。
2・ちゃんと歩いてみる
履いただけでは、クッション性やソールのしなり具合、前滑りの有無といった履き心地を確かめることはできません。そこで、短い距離でもいいから実際に歩いてみることが必要です。
3.足のむくみを考慮する
足は夕方なるとむくみやすいので靴は夕方に買えと言われています。
ただ、体質によっては朝方にむくみがでる人もいるようですから、自分の体質を知ったうえで、足のむくみを考慮することが必要です。
試し履きで確認すべき3つチェックポイント
1.つま先の捨て寸を確認する
足のつま先と靴のつま先部分とのスペースを「捨て寸」といます。
パンプスですと1~1.5cm程度の捨て寸が必要になります。
この捨て寸が十分でないとつま先が過度に圧迫されハンマートゥや巻き爪などの原因になります。
2.ボールジョイントの締め付け具合
親指の付け根から小指の付け根にかけての足の幅が最も広い部分を「ボールジョイント」と呼びます。
このボールジョイントの部分が靴にちゃんとフィットしているかを確かめます。
締め付けがきついと、歩くときに親指や小指の付け根が圧迫され痛みを生じます。
外反母趾に悩んでいる方はこの部分の締め付け具合を入念にチェックしましょう。
3.つま先が靴の上部にあたらないか。
足のつま先がパンプスの上部に当たると歩く際に圧迫され痛みを生じます。
試し履きした際に、つま先がパンプスの上部に当たらないかをしっかりと確認しときましょう。
気になるパンプスを自宅で納得がいくまで試し履きしてみる
以上のようにパンプスの正しいサイズ選びには十分な試し履きが一番大事です。
ただ、靴屋さんでは試し履きに十分な時間を掛けることができないのが現実ではないでしょうか。
そこで、便利なのが自宅で納得いくまでお試しができるアマゾン/ファッションの通販です。
*外反母趾とは、
筋肉の横アーチ筋の低下などで指のつけ根にある横中足靭帯(横アーチ)が伸びたり、緩んでしまった上に靴など履物によって締め付けられることで結果、親指が小指側に曲り変形した状態。80%の割合で小指が親指側に曲る内反小指がある。外反母趾はその典型とも言える症例で、足に合わない靴を履いている場合・指を正しく使わない状態に多いとされ、女性に多く見られる。
*ハンマートゥーとは、
足の指が折れ曲がったままの状態になっているもので、関節の背が靴にあたり、摩擦でたこができたり、指の腹に魚の目ができたりします。痛みがなかったり、痛んでも程度が軽い場合は放置しがちですが、症状が進むと骨にまでハンマートゥの影響が出てしまうようになります。